35年ぶりに音信不通の初恋の人と再会 ― あきらめない気持ちが再会を叶えた
「昔お世話になった人に、ずっと言えなかった“ありがとう”を伝えたい」。
その気持ちが、静かに長い年月を超えて、今回のご相談につながりました。
東京総合興信所 人探し専門チームは、小さな手がかりをていねいに拾い集め、相手の生活と気持ちに配慮しながら、
35年ぶりの再会という一歩をお手伝いしました。
ここでは、ご依頼から再会までの実際の流れと、安心してご相談いただくための工夫を、やさしい言葉でお伝えします。

ご相談の背景とお気持ち
ご依頼者は60代の男性。学生時代、いつもそばで励ましてくれた女性がいました。
卒業後は互いに忙しくなり、少しずつ連絡が途切れ、そのうち音信不通に。
仕事や家庭に目の前のことが増えるなかで、心のどこかに「いつかお礼を言いたい」という思いが残っていました。
その「いつか」を、今に変えようと決めて、私たちにご相談くださいました。
手元にあるのは、当時の名前・出身校・おおよその地域・通学路の記憶だけ。
35年という年月、改姓の可能性、引っ越しなど、いくつもの壁が立ちはだかります。
それでも、小さな手がかりは決して無駄になりません。一つひとつをつないでいけば、道はひらけます。
むずかしかった点と対策
① 情報が古い・少ない
昔の記憶はあいまいになりやすく、表記が違うこともあります。
私たちは、年代・学校・地域の記録をていねいに照らし合わせ、候補を少しずつ絞りました。
当時の広報誌や行事の記録、部活の大会結果など、時間の重なりを大切にしました。
② 改姓・転居の可能性
改姓や引っ越しがあると、昔の名前だけでは届きません。
そこで、旧姓と現在の氏名のつながりに注目し、同窓の情報や地域の記録から、ゆっくりと一本の線を描くようにたどりました。
③ 相手の生活と気持ちへの配慮
突然の連絡は驚かせてしまいます。
まずは書面でのごあいさつから始め、場合によっては第三者を通した確認、
そして短いオンライン挨拶という流れで、落ち着いた進め方を心がけました。
再会までの具体的な進め方
1. ていねいなヒアリング
思い出せる範囲で、学校・部活・行事・友人の名前・通学路・最寄り駅などを伺いました。
「あの頃よく寄り道した商店」「毎朝見かけた看板」など、些細な記憶も大切にしました。
小さな点でも、集めれば大きな地図になります。
2. 学校と地域の記録をたどる
卒業年や行事の記録、当時の広報誌や地区大会の記事を確認。
時間と場所の重なりから、同姓同名の中から正しい候補を選び出しました。
3. 名前のゆれ(旧姓・改姓)を確認
同窓会の案内、名簿の更新、オンライン上のつながりなどを慎重に確認。
旧姓から現在のお名前へと、静かに橋をかけるように情報をつなぎました。
4. 連絡の流れをやさしく設計
いきなりの訪問は避け、書面→第三者のご紹介→短いオンライン挨拶という段階で、
相手の予定や気持ちに配慮しながら進めました。
5. 当日のための準備
ご依頼者には、伝えたい言葉を短いメモにまとめていただきました。
ほんの一言でも、心を込めて準備すると、温かい時間になります。
6. 無理のないスケジュール
調査の進み方は状況により異なります。
私たちは、焦らず・丁寧に・確実にを基本に、無理のない計画をご提案します。
再会の場面(そのときの空気)
待ち合わせは、昔よく通った駅の近くにある、静かな喫茶店でした。
ゆるやかな音楽と、コーヒーの香り。窓辺にはやわらかな光が差し込んでいました。
お互いが席に着くまでの数秒が、とても長く感じられます。
「お久しぶりです」。その一言で、35年分の時間が少しずつほどけていきました。
ご依頼者は緊張しながらも、用意してきたメモを胸ポケットから出しました。
「あの頃、あなたがいてくれたから、つらい時期を乗り越えられました。ずっと伝えたかった“ありがとう”です」。
相手の方は静かにうなずき、目に涙を浮かべて、「覚えていてくれて嬉しい」と言ってくださいました。
長い年月があっても、心に残った温かい思いは消えません。そのことを二人で確かめられた時間でした。
再会のあとに起きたこと
再会のあとは、無理に連絡を詰め込まず、ゆっくりと交流を続けることにしました。
年賀状や近況のメール、思い出の写真を一枚だけ送るなど、負担のない距離を大切にしました。
ご依頼者は「心にあった小さな棘が、やっと抜けた気がする」と話してくださり、
私たちも胸が熱くなりました。
再会は、人生の“やり残し”をそっと埋めてくれることがあります。
ご依頼者の声
「言えなかった“ありがとう”を、やっと伝えられました」
35年は長いと思っていましたが、会ってみると不思議と昔の気持ちが戻りました。
相談をためらっていた私の背中を、担当の方が静かに押してくれました。
「できるところから、一緒に進めましょう」という言葉に救われました。
今は、心が軽くなり、日々の景色が少し明るく見えます。
同じ状況で悩む方へ(準備のコツ)
- 思い出をメモに:学校名、担任、部活、行事、友人の名前、通学路、よく寄った店などを書き出しましょう。
- 手紙の下書きを:会えたときに伝えたい言葉を短くまとめると、気持ちがまっすぐ届きます。
- 連絡は段階的に:書面→第三者→短いオンライン挨拶の順で、相手に配慮しながら進めましょう。
- 無理のない距離感:再会のあとも、ゆっくりと交流を続けることを大切にしましょう。
- まずは相談:一人で抱え込まず、気持ちを話していただくことから始めて大丈夫です。
よくある質問
Q. 名前しかわかりません。相談できますか?
はい、できます。名前・出身校・おおよその地域など、わずかな情報からでも一緒に道筋を作ります。
Q. 相手に迷惑はかかりませんか?
突然驚かせないよう、書面→紹介→短い挨拶の順で、相手の気持ちに配慮した進め方を徹底します。
Q. 会わない選択になった場合は?
その場合は無理に進めません。ご依頼者の心の整理を大切に、次の一歩を一緒に考えます。
Q. 期間や費用はどのくらい?
状況により異なります。まずはヒアリングのうえ、無理のない計画をご案内します。費用の考え方は下の「費用の目安」をご覧ください。
費用の目安と料金システム
東京総合興信所の人探しは、着手金+成功報酬のシステムです。
無理のないご負担で始められるよう、まずは小さく着手し、見つかった場合に成功報酬をお支払いいただきます。
再会の場づくりや立ち会いなどの再会サポートは、内容に応じて別途となります。
着手金
10万円〜15万円
ご相談内容と手がかりの量に応じて決定します。まずは無理のない範囲で開始できます。
成功報酬
発見・所在確認ができた場合に発生
対象・手がかり・調査難易度・所要期間などにより個別お見積りとなります。
再会サポート
別途(内容に応じて)
書面の文面作成、第三者連絡の調整、オンライン挨拶の準備、面会の段取りなど。ケースに合わせてご提案します。
モデルケースA:初恋の人探し(手がかり少)
- 手がかり:名前・出身校・当時のおおよその地域のみ
- 進め方:記録照合→候補の裏付け→段階的連絡
- 費用感:着手金10〜15万円+成功報酬(個別見積り)
- 再会サポート:必要に応じて別途(文面作成・連絡調整 など)
モデルケースB:同窓経由で手がかりあり
- 手がかり:旧姓と改姓のつながり情報/同窓会名簿
- 進め方:名寄せ→所在裏付け→書面挨拶→短いオンライン挨拶
- 費用感:着手金10〜15万円+成功報酬(個別見積り)
- 再会サポート:必要に応じて別途(面会段取り・立ち会い など)
お支払いと注意事項
- 着手金はご契約時に、成功報酬は発見・所在確認後にお願いしています。
- 調査の進行や費用は事前にお見積りし、無理のない計画をご提案します。
- 相手のご事情により面会に至らない場合でも、所在確認ができた時点で成功とすることがあります。
- 費用は内容に応じて変動します。まずは無料相談でお気持ちと状況をお聞かせください。
まずはお気持ちをお聞かせください
人探しは、情報だけではなく、想いから始まります。
「ありがとうを伝えたい」「元気でいるか知りたい」。その気持ちを、私たちは大切に受け止めます。
東京総合興信所 人探し専門チームは全国対応・24時間受付・秘密厳守です。どうぞ安心してご相談ください。


