音信不通の息子を探して近況を知りたい ― 再会よりも「無事かどうか」を知りたい

「元気で暮らしているのかだけでも知りたい」「今どこでどうしているのか分からず、毎日が不安」――。
大人になった息子さんが、ある時期から突然連絡をくれなくなり、そのまま何年も音信不通になってしまうことがあります。
東京総合興信所 人探し専門チームには、「会えなくてもいいので、せめて無事かどうかだけ知りたい」というご相談が数多く寄せられています。
私たちは、ご本人の生活と気持ちを大切にしながら、ご両親の「心配でたまらない」というお気持ちに寄り添い、
無理のない形での所在確認・近況確認をお手伝いしています。

音信不通の息子を心配する親をイメージした写真
※イメージ写真(実在の人物とは無関係です)

ご相談の背景とお気持ち

ご依頼者は、地方にお住まいの70代ご夫婦でした。
息子さんは30代前半で家を出て、都市部で一人暮らしを始めましたが、ある時期を境に電話もメールも届かなくなってしまったそうです。

最初のうちは「仕事が忙しいのだろう」「そのうち連絡が来るだろう」と待っていましたが、
誕生日や年末年始にも連絡がない状態が何年も続き、胸の中の不安は少しずつ大きくなっていきました

手元に残っているのは、昔の携帯番号・以前住んでいたアパートの住所・過去の勤務先だけ。
ご夫妻は「この程度の情報で相談していいものか」と迷いながらも、
「会えなくてもいいので、生きていて、元気でいてくれるかどうかだけ知りたい」という思いから、当所にご相談くださいました。

私たちはまず、「再会を無理に進めない」「ご本人の生活を壊さない」という方針をしっかりと共有し、
ご夫婦のご希望である『所在確認と、可能であれば現在の様子』を目標に、調査の計画を立てました。

むずかしかった点と、その向き合い方

① 情報が古く、つながりにくい

連絡が取れなくなってから数年が経っており、電話番号や住所、勤務先の情報が古いままでした。
まずは、過去の住所や勤務先から現在につながる線がないかを、データ調査や公開情報から丁寧にたどっていきました。

② 息子さんが家族との距離を置きたい可能性

音信不通の背景には、家庭の事情や本人の気持ちの問題が隠れていることもあります。
私たちは、「ご本人が家族と距離を置きたいと思っている場合もある」という前提を忘れず、
無理に再会を迫らないことを、ご依頼者と何度も確認しました。

③ プライバシーと安全への配慮

ご本人の住所や職場などの情報は、ただ見つければ良いというものではありません
相手の生活を乱さず、近隣に余計な心配をかけないよう、節度ある調査方法を選ぶことが大切です。
当所では、法律とルールを守った調査を徹底し、その中でできる最善の方法で所在確認を進めていきます。

所在確認・近況確認までの具体的な進め方

1. ていねいなヒアリング

まずは、お二人のこれまでのお話をゆっくり伺いました。
家を出る前後の様子、息子さんの性格、よく行っていた場所、仲の良かった友人など、記憶の中の情報を少しずつ整理していきました。
「こんなこと話しても意味がないかも」と思うようなことも、人探しの大事な手がかりになることがあります。

2. データ調査による現在の所在の手がかり集め

昔の住所や勤務先、電話番号などから、現在の居住エリアや生活の拠点になっていそうな場所をデータ調査で追っていきました。
ここでは、表に出ている情報と、当所独自の情報を組み合わせて、候補を少しずつ絞り込みます。

3. 現地での状況確認

候補となる場所がいくつか見えてきた段階で、人探しに慣れたスタッフが現地確認を行いました。
近隣の方にご迷惑がかからないように配慮しながら、さりげなく生活の様子をたどる形での調査を進めます。

4. 本人の意思を尊重した連絡の取り方

ご本人と思われる方の所在が確認できたあと、いきなりご両親の連絡先を伝えることはしません
まずは、私たちから「ご両親が心配している」という事実だけを、やさしい文面でお伝えし、
そのうえで、ご本人がどうしたいかをゆっくり考えていただきました。

5. ご両親へのご報告と今後のご提案

ご本人の生活や健康状態に大きな問題がないことが分かった段階で、
「今は仕事をしながら一人で生活していること」など、お伝えできる範囲の情報を整理し、ご両親にご報告しました。
再会をどうするかについては、ご両親とご本人の両方の気持ちを聞きながら、少しずつ決めていくことになりました。

6. 無理のない距離感でのやり取り

すぐに会うことを選ぶ方もいれば、まずは手紙やメールから始めたいという方もいます。
今回のケースでは、まずは短い手紙のやり取りから始めることになりました。
私たちは、文面のアドバイスや、送るタイミングなども含めて、ゆっくり寄り添いながらサポートしました。

人探しのご相談は必ず相談サポートをご利用ください(無料電話相談 0120-188-681)
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近況が分かったときのご家族の様子

調査の結果、息子さんは別の地域で仕事をしながら、一人暮らしを続けていることが分かりました。
すぐに会うつもりはないものの、今の生活を守りながら静かに暮らしているという様子が見えてきました。

ご両親へのご報告の際、担当者は、必要な事実だけを、落ち着いた言葉でお伝えしました。
「元気に働いていること」「住まいがあること」「健康上、大きな問題は見られないこと」。
それを聞いた瞬間、ご依頼者の奥様は静かに涙を流され、
「生きていてくれれば、それだけで十分です」と、何度も口にされていました。

その後、ご本人から「今はまだ直接会う気持ちにはなれないが、両親のことを思い出すことはある」というメッセージが届き、
ご両親は「いつか気持ちが整ったときに、連絡してくれたらうれしい」と、そっと待つ姿勢を選ばれました。

その後の親子の距離感について

調査のあと、ご両親は毎日のように「息子は今、どこで何をしているのだろう」と考えることはなくなり、
「元気で暮らしている」と分かったことで、夜、安心して眠れるようになったとお話しくださいました。

親子の関係や距離感は、そのご家庭ごとに違います。
会うことが正解とは限らず、「近況だけ知って、そっと見守る」という選択肢もあります。
私たちは、ご家族の思いと、ご本人の人生の両方を大切にしながら、そのご家庭に合った形を一緒に考えていきます。

ご依頼者の声

「生きていてくれると分かっただけで、胸のつかえが取れました」

最初は、人探しの相談をすること自体に迷いがありました。
「親のエゴかもしれない」「息子に嫌がられるのでは」と思っていたからです。
それでも、担当の方が「会うかどうかは別の話です。まずは、無事を知ることから考えてみましょう」と
ゆっくり説明してくださったことで、思い切ってお願いすることにしました。

息子が今も働いて生活していると聞いたとき、本当にほっとしました。
すぐに会えなくてもかまいません。
「どこかで元気に生きている」と分かっただけで、今まで感じていた暗い不安が少しずつ薄れていくのを感じています
いつか息子の気持ちが落ち着いたときに、短い手紙だけでもやり取りができたらうれしいです。

同じように悩んでいる方へのアドバイス

  • 「会うかどうか」はあとで決めても大丈夫です: まずは「無事かどうか」を知ることから始めても問題ありません。
  • 思い出をメモに: 家を出る前の様子、口ぐせ、よく行っていた場所などをノートに書き出してみましょう。
  • 手元の資料を整理: 古い住所録、年賀状、勤務先の名刺、携帯番号のメモなども、すべて手がかりになります。
  • 一人で抱え込まない: 不安や後悔のお気持ちも含めて、そのままお話しくださって大丈夫です。
  • 「こんなこと相談していいのか」と思う前に: まずは状況を聞かせていただければ、できること・できないことをはっきりお伝えします。

よくある質問

Q. 息子に知られずに、近況だけ知ることはできますか?

状況によっては、ご本人に直接接触せずに生活状況を確認できる場合もあります。
ただし、プライバシーや法律の観点から、できる範囲・できない範囲がありますので、
まずは詳しい状況を伺ったうえでご説明いたします。

Q. 息子が「会いたくない」と言った場合はどうなりますか?

その場合は、無理に再会を進めることはありません
ご両親には、分かった範囲で「無事であること」などの情報をご報告し、
そのうえで、今後どう気持ちを整理していくかをご一緒に考えます。

Q. 家族のトラブルが原因でも依頼できますか?

はい、ご相談いただけます。
家庭の事情はさまざまですが、私たちは批判や説教をする場所ではありません
事実とお気持ちを整理しながら、できることを一緒に考えていきます。

Q. 調査期間や費用はどのくらいかかりますか?

手がかりの量や、音信不通になってからの期間によって大きく変わります。
まずは無料相談で状況を伺い、無理のない計画と費用の目安をご案内いたします。
下の「費用の目安と料金システム」もご覧ください。

費用の目安と料金システム

東京総合興信所の人探しは、「できるだけ負担をおさえて始めたい」という方のために、
データ調査のみのプランと、着手金+成功報酬のプランをご用意しています。
まずは小さく始めて、状況に応じて次の一歩を考えることができます。

データ調査のみの場合

名前(漢字フルネーム)や、わかる範囲の基本情報から、データ上の所在確認のみを行うプランです。
調査の結果を見てから、現地での確認や再会サポートを検討したい方に向いています。

調査費用の目安:80,000円〜(税込)

※手がかりの量や難易度によって変動します。まずはご相談ください。

着手金

10万円〜15万円

手がかりの量や難易度に応じて決定します。
無理のないご負担で、まずは調査をスタートできます。

成功報酬

15万円〜30万円(内容に応じて)

発見・所在確認ができた場合にお願いする費用です。
対象や調査の難しさ、かかった期間などにより個別にお見積りいたします。

再会サポート・連絡サポート

別途(内容に応じて)

手紙の文面のご相談、連絡のタイミングのアドバイス、第三者としての連絡の橋渡し、
実際にお会いになる際の段取りなど、ケースに合わせてご提案します。

モデルケース:音信不通の息子さんの所在確認+近況の把握

  • 手がかり:昔の住所・連絡先・勤務先、家を出る前後の状況など
  • 進め方:データ調査→所在の候補を絞る→現地確認→ご本人の意思に配慮した連絡
  • 費用感:着手金10〜15万円+成功報酬15〜30万円(内容に応じて)
  • 再会サポート:必要に応じて別途(手紙の文面相談・連絡方法のアドバイスなど)

お支払いとご注意

  • 着手金はご契約時に、成功報酬は発見・所在確認後にお願いしております。
  • ご契約前に、調査内容・想定される期間・おおよその費用をご説明し、ご納得いただいてから進めます。
  • 相手のご事情により面会に至らない場合でも、所在確認ができた時点で成功とさせていただくことがあります。
  • 費用はご依頼内容や状況に応じて変動しますので、まずは無料相談でお気持ちと状況をお聞かせください。
人探しのご相談は必ず相談サポートをご利用ください(無料電話相談 0120-188-681)
画像タップで無料相談フォームへ / 電話相談(0120-188-681)

まずはお気持ちをお聞かせください

「親として何が正解だったのか」「もっとできることがあったのではないか」――。
音信不通のご家族を心配している方の多くは、自分を責める気持ちを抱えていらっしゃいます。
私たちは、そのお気持ちごと、ていねいに受け止めたいと考えています。

東京総合興信所 人探し専門チームは、全国対応・24時間受付・秘密厳守です。
「まずは話だけ聞いてほしい」という段階でも、どうぞ遠慮なくご相談ください。
一緒に、できることから考えていきましょう。