親友の子供を探して手紙を渡した ― 想いをつなぐ人探し
「いつか子どもに渡してほしい」。
そう託された一通の手紙。差出人は、今は亡き親友でした。
東京総合興信所 人探し専門チームは、小さな手がかりをていねいにつなぎ、相手の生活と気持ちに配慮しながら、手紙を無事に届けるまでお手伝いしました。
ここではご相談の背景から調査の進め方、そして手紙を渡した瞬間までを、実例をもとにやさしい言葉で紹介します。

ご相談の背景とお気持ち
ご依頼者は60代の女性。学生時代からの親友が病気で亡くなる前に、「いつか子どもに渡してほしい」と手紙を託されました。
しかし、親友の家族とは連絡が途絶えており、住所も分かりません。
手元にあるのは旧住所・子どもの下の名前・生年月日のだいたいの記憶のみ。
「この手紙だけは、きちんと届けたい」。その強い思いから、ご相談をいただきました。
私たちは、相手の生活を大切にすることを最優先にし、驚かせない連絡の流れを設計。
無理のないペースで、少しずつ進めていく方針です。
むずかしかった点と対策
① 名前が変わっているかもしれない
結婚・改姓などで、苗字が変わることがあります。
旧姓と現在の名前のつながりを、学校・地域・節目の記録から静かに確認しました。
② 居住地が遠くなっている可能性
進学や就職で移動していることがあります。
時間の流れを一本の線にし、地域の移り変わりをていねいに追いました。
③ 突然の連絡にならない工夫
いきなりの訪問は避け、書面でのごあいさつ→短い挨拶へと段階をふみました。
手紙の「性質」を事前にお伝えし、受け取りの意思を尊重しました。
手紙を渡すまでの進め方
1. 思い出の整理と手紙の扱い
旧住所・学校・ご家族の呼び名などを伺い、封書は開封せず厳重に保管。ご依頼者の気持ちも整理しました。
2. 候補者の裏付け
時間と場所の重なりを重視し、同姓同名の確認を慎重に実施。誤特定を避けます。
3. 連絡の設計
驚かせない文面で書面のごあいさつをお送りし、受け取り意思を確認。
その後、短いオンライン挨拶で受渡し方法を相談しました。
4. 受け渡しの段取り
落ち着ける場所・時間を選び、第三者立ち会いも可能に。手紙の趣旨は当日まで伏せ、封は開けないルールを徹底。
手紙を渡した瞬間(その場の空気)
待ち合わせは日当たりのよい喫茶店。
ご依頼者は、親友から預かった封筒を胸に抱いて席に着きました。
お相手に手紙の趣旨をゆっくり伝え、封はここで初めて開けてもらうことに。
静かな時間が流れ、読み終えたあと、相手の方は深く頭を下げて「ありがとう」と言ってくださいました。
その言葉に、ご依頼者の目にも涙が浮かびました。
その後に起きたこと(心の整理)
手紙は、そのまま相手の宝物になりました。
その後、思い出の写真の共有や、命日に短いメッセージを送り合う関係に。
「大切な役目を果たせた」と、ご依頼者は穏やかな笑顔で話してくださいました。
ご依頼者の声
「やっと約束を守れました」
一人では何から始めてよいか分かりませんでした。
担当の方が落ち着いた段取りを考えてくださり、安心して進められました。
親友との約束を守ることができて、本当にほっとしています。
同じ状況で悩む方へ(準備のコツ)
- 封書は開けない:中身は相手のもの。扱いは慎重に。
- 手がかりをメモ:旧住所・学校・家族の呼び名・思い出の場所を書き出す。
- 連絡は段階的に:書面→短い挨拶→受け渡し。驚かせない順番を守る。
- 落ち着く場所で:受け渡しは静かな場所・短い時間から。
よくある質問
Q. 手紙の内容を伝える必要はありますか?
内容は相手の方のものです。受け取り意思の確認に必要な範囲でのみお伝えします。
Q. 個人情報の扱いは?
秘密厳守で取り扱います。連絡や面会は意思の確認を重視します。
Q. 費用はどのくらい?
状況により異なります。めやすは下記「費用の目安」をご覧ください。
費用の目安
はじめての方でもご負担をおさえて始められるよう、机上のデータ調査(8万円〜)をご用意しています。
進めながら必要に応じて、現地での確認や連絡の段取りへと広げることもできます。
データ調査のみ
80,000円〜
手元の名前(漢字フルネーム)などの情報をもとに、公開情報の照合や記録の確認など、
机上でできる範囲の調査から、まずは小さく始められます。
- 同姓同名の除外、時期・地域の重なりを確認
- 進め方のご提案(次の一歩を一緒に検討)
着手金
10万円〜15万円
手がかりの量や内容に応じて決定。無理のない範囲で開始できます。
成功報酬
25万円〜35万円(内容に応じて)
発見・所在確認など成果が得られた場合に発生します。
再会サポート
別途(内容に応じて)
書面の文面作成、第三者連絡の調整、面会の段取り、当日の立ち会いなど。
モデルケース:親友の子供の所在確認+面会調整
- 手がかり:当時の名前・学校・住所・写真の背景
- 進め方:裏付け → 意思の確認 → 短い挨拶 → 面会
- 費用感:着手金10〜15万円+25万円〜35万円(内容に応じて)
- 再会サポート:必要に応じて別途(文面作成・段取り・立ち会い)
お支払いとお願い
- 着手金はご契約時、成功報酬は発見・所在確認後にお願いしています。
- 面会の立ち会い・連絡の段取りなどは別途(内容に応じて)となります。
- 相手のご事情により面会に至らない場合でも、所在確認ができた時点で成功とすることがあります。
- まずは無料相談で、状況とお気持ちをお聞かせください。最適な進め方をご提案します。
まずはお気持ちをお聞かせください
手紙やメッセージを託された人探しは、配慮と段取りが大切です。
私たちは全国対応・24時間受付・秘密厳守で、お気持ちに寄りそってお手伝いします。


