死ぬ前に必ず会いたい人がいる ― 気持ちに寄り添い、再会まで伴走します
「どうしても、最後に一度だけ会いたい人がいる」。
それは、とても大切で、勇気のいるお気持ちです。
東京総合興信所 人探し専門チームは、小さな手がかりからでも道をさがし、相手の生活や気持ちに配慮しながら、
ご依頼者のペースで進めます。体調やご事情を最優先に、できるところから一緒に。
このページでは、最後の願いに向き合った実際の進め方と、準備のコツをやさしい言葉でまとめました。
ご相談の背景とお気持ち
ご依頼者は70代の女性。体調をくずし、入退院を繰り返すなかで、心に残った人がいました。 学生時代に支えてくれた親友。ある出来事をきっかけに疎遠になり、長い年月がたちました。 「謝りたい」「ありがとうを言いたい」「元気でいてほしい」。その気持ちが、ずっと胸の中にありました。
手元の手がかりは当時の名前・出身校・おおよその地域・旧い写真だけ。 改姓や転居が重なっている可能性もありましたが、小さな点を集めれば、道は開けます。 私たちは、体調に配慮しながら、無理のない方法で進めることをお約束しました。
むずかしかった点と私たちの配慮
① 時間の経過が長い
数十年の月日がたつと、記憶のゆれや表記の違いが起きやすくなります。 当時の広報誌や名簿、行事の記録など、時間を重ねる情報を手がかりに丁寧に照合しました。
② 改姓・転居・連絡手段の変化
旧姓と現在の氏名のつながり、地域の移り変わり、SNSの有無などを、段階的に確認。 候補を一つずつしぼり込み、誤特定を防ぎました。
③ 相手の生活と気持ちへの配慮
突然の訪問は控え、まずは書面でのご挨拶から。第三者を通じた連絡、短いオンラインの挨拶など、 驚かせない導線を設計しました。
④ 体調・時間の制約
通院や入院に合わせて短時間で進められる工程を選び、負担を最小限に。 面会が難しいときは手紙の受け渡しなど、できる方法を一緒に考えました。
再会までの具体的な進め方
1. ゆっくり話をうかがう
出身校・学年・部活・思い出の場所・当時の写真・共通の友人の名前など、思い出を一緒に整理。 短いメモに残していきます。
2. 記録から候補を作る
卒業年・地域の広報誌・当時の行事記録などを丁寧に照合し、同姓同名の中から正しい候補を抽出します。
3. 旧姓・改姓の橋わたし
旧姓と現在の氏名が結びつく手がかりを少しずつ積み上げ、一本の線にしていきます。
4. 連絡の段取り（驚かせない仕組み）
書面→第三者の紹介→短いオンライン挨拶→面会という順で、やさしい連絡の流れを設計します。
5. 当日の準備
伝えたい言葉を短い手紙にまとめ、落ち着いて話せる場所と時間を設定します。 体調を考え、無理のないスケジュールにします。
6. 面会が難しい場合の代案
直接会うことがむずかしいときは、手紙の受け渡しや、音声メッセージの伝達などをご提案します。
再会の場面（そのときの空気）
再会は、ご依頼者の通院先から近い、小さな談話室で行いました。 介助の方とスタッフがそばに付き、短い時間でも中身のあるひとときになるように準備しました。
席に着くと、ご依頼者は胸ポケットから手紙を取り出しました。 「ずっと言えなかった“ごめんね”と“ありがとう”を伝えたい」――静かな声で、ゆっくり読み上げました。 相手の方は目に涙を浮かべ、「覚えていてくれて嬉しい」とうなずきました。 短い時間でも、心はしっかり通います。周囲の空気が、やわらかく変わったように感じられました。
再会のあとに起きたこと
その後は、体調に合わせて季節の便りを一通ずつ送り合うことにしました。 直接の面会が難しい時期は、短い音声メッセージで気持ちを届けました。 ご依頼者は「長年の心配がほどけて、日々が少し明るくなった」と話してくださりました。
ご依頼者の声
「やっと言えた“ありがとう”。心が軽くなりました」
体調の不安もあり、迷いがありました。それでも、担当の方が寄り添ってくれたおかげで、 最後の願いを形にできました。無理のない進め方で、気持ちを大事にしてくれたことに感謝しています。
同じ状況で悩む方へ（準備のコツ）
- 思い出を書き出す：名前・旧姓、学校、当時の住所、共通の友人、写真の場所など。
- 伝えたい言葉を短く：「謝りたい」「ありがとう」など、大事な一言をメモに。
- 無理のない日程：体調の良い時間帯に。短時間の面会や手紙の受け渡しも有効です。
- 連絡の作法：書面→紹介→短い挨拶→面会と段階を踏んで、驚かせないように。
- まずは相談：不安や希望を話すことから始めれば大丈夫。私たちが伴走します。
よくある質問
Q. 手がかりが少なくても大丈夫？
はい。名前・出身校・地域など、少しの情報からでも一緒に道筋を作ります。
Q. 体調が心配で長時間は難しいです
短時間・少ない移動で進めます。面会が難しい場合は手紙の受け渡しなどをご提案します。
Q. 相手に迷惑はかかりませんか？
驚かせないよう、書面→紹介→短い挨拶の順で連絡を設計。相手の気持ちに配慮します。
Q. すぐに進められますか？
できるだけ早く着手します。事情によっては先に手紙の準備から取りかかることもできます。
費用の目安と料金システム
データ調査のみの場合
80,000円〜（税込） お手元の氏名（漢字フルネーム）などからできる範囲でのデータ調査を行います。 まずは小さく始めたい方に向いています。
着手金
10万円〜15万円
手がかりの量や難易度に応じて決定。まずは小さく始められます。
成功報酬
内容に応じて（個別見積り）
発見・所在確認ができた場合に発生します。
再会サポート
別途（内容に応じて）
手紙の文面作成、第三者連絡の調整、オンライン挨拶の準備、面会の段取り・立ち会い など。
モデルケース：旧友の所在確認＋短時間面会調整
- 手がかり：当時の名前・出身校・地域・写真
- 進め方：記録照合→候補の裏付け→書面挨拶→短い面会
- 費用感：着手金10〜15万円＋成功報酬（内容に応じて）
- 再会サポート：必要に応じて別途（文面・段取り・立ち会い）
お支払いと注意事項
- 着手金はご契約時に、成功報酬は発見・所在確認後にお願いしています。
- 費用はご依頼内容に応じて変動します。事前にお見積りし、無理のない計画をご提案します。
- 相手のご事情により面会に至らない場合でも、所在確認ができた時点で成功とすることがあります。
まずはお気持ちをお聞かせください
人探しは、情報だけでなく、想いから始まります。 「最後に一度だけ会いたい」――その気持ちを、私たちは大切に受け止めます。 東京総合興信所 人探し専門チームは全国対応・24時間受付・秘密厳守。どうぞ安心してご相談ください。
