ご相談の背景と状況

ご相談者は地方にお住まいのご夫婦でした。
ある朝、17歳の娘さんがLINEで「東京に行く」とだけメッセージを送り、姿を消してしまったとのことでした。
その後は電話にも出ず、SNSも更新が止まり、どこにいるのか全くわからない状態が続いていました。

ご家族はすぐに警察にも相談し、行方不明届を提出していましたが、
「今この瞬間、どこで何をしているのか」「危ない場所にいないか」が心配で、
少しでも早く手がかりをつかみたいと、当社へお問い合わせをいただきました。

お話を伺うと、最近「東京の夜の街で働きたい」「自由になりたい」といった言葉が娘さんの口から出ていたこと、
SNSで新宿・歌舞伎町周辺の写真に「いいね」をつけていたことなど、いくつか気になる点が見えてきました。
私たちは、これらの情報をていねいに整理しながら、調査の方向性を組み立てていきました。

むずかしかった点と、その対策

発見・保護までの具体的な進め方

保護の場面とご家族の気持ち

娘さんが見つかったのは、新宿・歌舞伎町エリアの一角でした。
夜明けに近い時間で、街の明かりが少しずつ落ち着いていくころでした。
スタッフが慎重に声をかけ、本人であることを確認したうえで、警察とご家族に連絡を取りました。

現地に駆けつけたご両親は、娘さんの顔を見るなり、言葉にならない表情をされていました。
娘さんも泣きながら、「心配かけてごめんなさい」と小さな声で口にしたそうです。
その場で全てを解決することはできませんが、「無事に会えた」という事実が、何より大きな一歩でした。

その後のご家族の変化

帰宅後、ご家族は専門機関とも相談しながら、娘さんの気持ちを尊重した話し合いを続けておられます。
すぐに元どおりの暮らしに戻ることは難しくても、「命が無事だった」ことに心から安堵したとお話しくださいました。

ご両親からは、「ひとりではとても探しきれなかった」「早く動いてもらえたことが何よりありがたかった」との言葉をいただきました。
行方がわからなくなってしまったお子さまを探す調査は、時間との勝負になることが多い分野です。
だからこそ、早いご相談が、救える命や未来につながることがあります。

ご依頼者（ご両親）の声

同じようなケースで悩む方へ

• 最初の一歩は「状況整理」から：最後に交わしたメッセージやSNSの履歴など、わかる範囲でまとめておきましょう。
• 警察への相談と並行して：行方不明届の提出はとても大切です。そのうえで、できるだけ早く専門家にもご相談ください。
• お一人で抱え込まない：「自分たちの責任だ」と思い詰めてしまう方も多いですが、誰かに話すことで冷静に考えられることもあります。
• 動ける時間には限りがあります：夜の街での人探しは、時間帯によって状況が大きく変わります。初動が早いほど、発見の可能性も高くなります。
• まずはご相談だけでも：「まだ相談する段階ではないのでは」と迷われる前に、一度お話を聞かせてください。

よくある質問

費用の目安と料金システム

行方がわからなくなってしまったお子さま・ご家族の人探しは、早い判断が求められるケースが多くあります。
東京総合興信所では、データ調査のみのプランと、着手金＋成功報酬の調査プランをご用意し、
無理のないご負担でご相談いただけるようにしています。