失踪した夫が一緒にいる女性の名前から居場所を突き止めた ― わずかな手がかりから判明した真実

ある日、夫が突然、家に帰ってこなくなりました。
手元に残されたのは、一緒にいると見られる女性の「名前」だけ。
ご依頼者は、眠れない夜を過ごしながら「無事でいるのか」「なぜ何も言わず出ていったのか」と不安でいっぱいでした。
東京総合興信所人探し専門チームは、わずかな手がかりをていねいにつなぎ、相手の生活とプライバシーに配慮しながら、居場所の確認と安全の確保につなげました。

※イメージ写真（実在の人物・場所とは無関係です）

ご依頼の背景

ご依頼者は40代の奥さま。夫が数日前から帰宅せず、連絡も取れない状態が続いていました。
心当たりはほとんどありませんでしたが、夫の交友関係に出てくる女性の「名前」だけがかろうじて伝わっていました。
ご依頼者は「無事かどうかを知りたい」「状況を確かめたい」という思いで、私たちへ相談されました。

私たちは、身の安全の確認と状況の把握を最優先に据え、相手のプライバシーと権利を尊重しながら調査を進めることをお約束しました。

むずかしかった点と配慮

① 手がかりが「名前」だけ

名前だけでは同姓同名が多数存在します。誤特定を防ぐため、年代・居住エリア・勤務先の可能性など、関連しそうな点を洗い出し、候補を一つずつ丁寧に整理しました。

② 無断接触はしない

相手に突然連絡するとトラブルになりやすいケースです。
そのため、公開情報・周辺環境・出入りの記録（合法範囲）から裏付けを重ね、必要時のみ段階的に連絡の手順を設計しました。

③ 安全の確保を最優先に

ご本人の体調や精神状態に配慮が必要です。
無理のない距離感を保ちつつ、状況の確認→関係各所との連携へと進めました。

調査の流れ（名前からたどる手順）

1. ヒアリングと情報整理

女性の名前、年齢の目安、住んでいそうな地域、勤務先の可能性、共通の知人などを丁寧に伺いました。
些細なことでも、あとで点と点がつながる鍵になるため、落ち着いてメモ化します。

2. 公開情報・記録の照合

公開されているデータや情報を中心に、氏名＋地域＋勤務分野などの重なりを確認。
同姓同名を除外しながら、対象となる女性の絞り込みを進めました。

3. 生活動線の確認（合法・節度ある方法）

住居の出入りや周辺環境を安全を最優先に確認。
長時間の張り込みや迷惑となる行為は避け、短時間・低負担の観察で情報の裏付けを行いました。

4. 関係各所との連携

本人の無事が確認できた段階で、必要に応じて適切な機関や第三者と連携。
状況説明の方法や、今後の連絡のとり方についても、ご依頼者と一緒に整理しました。

居場所の確認と安全の確保

絞り込んだ女性の住居候補のひとつで、ご主人と見られる人物の出入りを確認。
時間帯・移動手段・持ち物などの様子から、同居もしくは滞在している可能性が高いと判断しました。
その後、ご依頼者の気持ちに寄り添いながら、対話の段取りと安全なタイミングを組み立て、無理のない形で状況説明の場を整えました。

大切なのは、感情が先走らないこと。
突然の対峙や詰問は避け、第三者が同席するなど、落ち着いた話し合いの場をつくることで、今後の生活や関係の整理につながりました。