些細なことで疎遠になってしまった大切な人を探して再会 ― もう一度きちんと話がしたい

「あのとき、あんな言い方をしなければよかった」「ちゃんと謝る機会があれば…」。
ほんの些細な言葉や行き違いがきっかけで、長年の親友や大切な人と疎遠になってしまうことがあります。
東京総合興信所 人探し専門チームには、昔の親友・同僚・ご近所の方・兄弟姉妹などとの関係を取り戻したい、というご相談が数多く寄せられています。
このページでは、ささいなケンカをきっかけに連絡を絶ってしまった親友を探し、もう一度向き合う場を整えた事例と、準備のコツをやさしい言葉でまとめました。

大切な人との再会と和解をイメージした写真
※イメージ写真(実在の人物とは無関係です)

ご相談の背景とお気持ち

ご相談くださったのは、50代後半の男性でした。
高校時代から社会人になってからも続いた、「何でも話せる親友」がいたそうです。
お互いの恋愛や仕事の悩みを打ち明け合い、ときには家族ぐるみで食事をするほど、深い付き合いが続いていました。

しかし、仕事の方向性について意見が分かれたことをきっかけに、空気が変わってしまいました。
お互い忙しく、心にも余裕がなかった時期。
「そんな考え方だからうまくいかないんだ」と、つい強い言葉を口にしてしまったと、依頼者は振り返ります。

その場では「悪かった」と言えないまま、それぞれ意地を張り、連絡を取る回数は少しずつ減っていきました
やがて年賀状もやめてしまい、気づけば十年以上が過ぎていました。

年齢を重ね、身近な人の訃報が続いたこともあり、
会いたい人には、会えるうちに会っておきたい」という気持ちが強くなっていきました。
しかし、自分から電話をかける勇気はなかなか出ません。
「今さら連絡したら、迷惑に思われないだろうか」「あのときのことを根に持っているかもしれない」――。
そんな不安が、胸の中で行ったり来たりしていたそうです。

そんな折に、インターネットで東京総合興信所の「人探し専門サイト」を見つけ、
自分の気持ちを整理するところから、専門家に手伝ってもらえないか」という思いでお問い合わせくださいました。

むずかしかった点と私たちの向き合い方

① 手元に残っている情報がかなり古い

ご依頼者の手元にあったのは、10年以上前の住所・勤務先・携帯番号などでした。
すでに引っ越しや転職をしている可能性が高く、そのまま連絡しても届かない恐れがあります。
そこで私たちは、過去の情報を入口にしながら、現在の生活につながる線を少しずつたどる方針を取りました。

② 相手の気持ちと生活への配慮が必要

「今さら連絡しても迷惑ではないか」「家庭がうまくいっていなかったらどうしよう」など、
ご依頼者は、相手の生活を乱してしまうことをとても心配していました。
私たちも、相手の気持ちに配慮し、生活を乱さないことを何より大切にしています。
そのため、いきなり訪問するのではなく、段階的に連絡をとっていく方法をご提案しました。

③ 「謝りたい」という気持ちをどう形にするか

ご依頼者には、「まず最初にきちんと謝りたい」という強い気持ちがありました。
ただ、それをどのような言葉で伝えるか、手紙にどこまで書くかは、とても悩ましい部分です。
私たちは、短く・素直に・相手の負担にならない形を意識しながら、手紙の骨組みを一緒に考えていきました。

④ 再会を無理に進めないスタンス

たとえ所在が分かっても、相手の事情で再会に至らない可能性もあります。
そのため、最初の目標は「所在確認」と「連絡が取れる状態になること」とし、
面会については、相手の気持ちを最優先に考えることを、ご依頼者と共有しました。

再会までの具体的な進め方

1. 思い出と手がかりの整理

まずは事務所で、ゆっくりとお話をうかがうところから始めました。
・学生時代に通っていた学校名やサークル
・一緒に働いていた会社名や部署名
・よく通っていた飲食店や駅名
・共通の友人の名前やニックネーム など
一見ささいに思える情報でも、あとから大切な手がかりになることがあります。

2. データ調査で「いま」の生活圏を探る

整理した情報をもとに、氏名・おおよその年齢・過去の住所・勤務先からデータ調査を行いました。
目的は、正確な住所をすぐに特定することではなく、現在どの地域で生活しているかの見込みを立てることです。
同姓同名の方もいるため、誤特定を避ける姿勢を徹底し、生年月日や転職歴など複数の情報を組み合わせて慎重に絞り込みました。

3. 現地での静かな確認

有力な候補が見えてきた段階で、人探しに慣れた専任スタッフが現地の確認を行いました。
周囲の方に不自然に見えないよう、普段の生活の中に溶け込む形で、
表札・郵便受け・周辺環境などを静かに確認します。
必要以上の聞き込みや、近隣に不安を与えるような行動は行わず、秘密厳守で進めます。

4. 最初の連絡方法を一緒に決める

ある程度所在の見込みが立った段階で、どのように最初の連絡を取るかを、ご依頼者とじっくり話し合いました。
今回は、突然訪ねて驚かせるのではなく、手紙でのごあいさつから始めることにしました。
手紙には、
「昔のことで気になっていることがあること」
「今の生活を乱すつもりはないこと」
「返事は都合の良いときで構わないこと」
など、相手の気持ちと生活に配慮した言葉を盛り込みました。

5. 再会の場づくりと気持ちの準備

もし会える流れになったときのために、事前に
「どこで会うか」「どのくらいの時間にするか」「何から話すか」
といったことを一緒に整理しました。
必要であれば、スタッフが近くで控える再会サポートも行えることをお伝えし、安心して当日を迎えられるよう準備を進めました。

6. 無理のないスケジュールで、段階的に連絡

人探しは、早ければ良いというものではありません
ご依頼者とお相手、双方の気持ちが追いつくスピードを大切にしながら、段階的に連絡を取っていきました。
途中経過はこまめにご報告し、方針に不安がないかを確認しながら、無理のない計画で一歩ずつ進めていきました。

人探しのご相談は必ず相談サポートをご利用ください(無料電話相談 0120-188-681)
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再会の場面(そのときの空気)

手紙を送ってからしばらくして、ご依頼者のもとに一通の返事が届きました。
封筒を開ける手は、少し震えていたそうです。
中には、短いけれど温かみのある言葉が並んでいました。
「驚いたけれど、元気そうで安心しました。いろいろ思うことはありますが、一度話をしてもいいと思っています。」
そこには、そんな一文が添えられていました。

再会の場所は、二人が学生時代によく待ち合わせをしていた駅の近くにある、落ち着いた喫茶店になりました。
ご依頼者は約束の時間より早めに店に着き、胸ポケットに入れた小さなメモを何度も確認していたそうです。
そのメモには、「あのときは本当にごめん」「ずっと気になっていた」といった言葉が、丁寧な字で書かれていました。

ドアベルの音とともに、お相手が静かに入ってきました。
最初は照れくささもあり、お互いどこかよそよそしい空気でしたが、
「久しぶり」「変わってないな」という、ごく普通の言葉から会話は始まりました。

タイミングを見て、ご依頼者はメモをそっと取り出し、ゆっくりと言葉を選びながら、あのときのことを素直に謝りました
相手の方も、「自分も意地を張っていた」「連絡しづらくなってそのまま時間がたってしまった」と話してくださり、
長年胸の奥に残っていたわだかまりが、少しずつほどけていくような時間になりました。

再会後の関係と心の変化

再会後、二人は若い頃のように頻繁に会うわけではありませんが、
お互いの生活を大切にしながら、年に数回連絡を取り合う関係になりました。
誕生日にはメッセージを送り合い、たまに近況報告をする程度の、無理のない距離感です。

ご依頼者は、こう話してくださいました。
心の中に小さなトゲが刺さったまま何十年も過ごしてきた感じでしたが、あの日を境に、ふっと楽になりました。
もし断られても仕方ない、と覚悟していましたが、勇気を出してよかったと思っています。」

再会は、必ずしも昔のような関係に戻ることだけが目的ではありません。
ときには、自分自身の気持ちを整理するための一歩にもなります。
「あの人は今どうしているだろう」と長いあいだ気になっているなら、
ひとりで抱え込まず、できる準備を一緒に考えていくことも大切だと、私たちは考えています。

ご依頼者の声

「もっと早く相談していれば…と思う気持ちと、今だからこそ良かったのかもしれないという気持ちがあります」

正直なところ、「こんなことを相談していいのだろうか」と最初は迷いました。
ですが、電話で事情をお話ししたとき、担当の方が
「大切な人を思う気持ちは、とても自然なことです」と言ってくださり、
気持ちを否定されなかったことが何よりうれしかったです。

調査の途中でも、むずかしい専門用語は使わず、
「今はここまで分かっています」「次はこういう方法が考えられます」と、
一つひとつ、分かりやすく説明してもらえました。

再会の日はとても緊張しましたが、あの日をきっかけに、
「やれることはやった」と胸を張って言えるようになりました。
今でも、何かあったら頼れる相手がいると思えるだけで、心の支えになっています

同じ悩みをお持ちの方への準備のコツ

  • 「最近よく思い出す」がサイン: 完璧なタイミングはなかなか来ません。「ふとよく思い出す」「夢に出てくる」などが、動き出す一つのきっかけになることがあります。
  • 思い出をメモにしてみる: 最後に会った場所、よく通った店、共通の友人、当時の住所や勤務先など、思いつくまま紙に書き出してみましょう。小さな手がかりが道をひらくことがあります。
  • 伝えたい一言を短くまとめる: 「謝りたい」「ありがとうと言いたい」など、一番大切な気持ちを短い言葉にしておくと、いざというときに気持ちがぶれにくくなります。
  • 相手の生活を第一に考える: 再会は、こちらの気持ちだけで決めるものではありません。相手のご家族やお仕事の状況も尊重しながら、無理のない計画を立てることが大切です。
  • 一人で抱え込まない: 家族や身近な人には話しづらい内容でも、第三者である私たちだからこそ話せることもあります。気持ちを言葉にするだけでも、少し心が軽くなる方が多いです。

よくある質問

Q. 連絡先がまったく分からなくても相談できますか?

はい、ご相談いただけます。
お名前・おおよその年齢・最後に会った時期・当時の住所や勤務先・共通の友人など、思い出せる範囲の情報から、一緒に道筋を組み立てていきます。

Q. 相手に迷惑をかけないか心配です。

私たちは、相手の気持ちに配慮し、生活を乱さないことを何より大切にしています。
いきなり訪問するのではなく、書面でのごあいさつから始めるなど、段階的に連絡を取る方法をご提案します。

Q. 再会したくないと言われた場合はどうなりますか?

その場合、無理に再会を進めることはありません
ご依頼者の心の整理のために、分かった範囲で情報をお伝えするなど、今後の向き合い方も一緒に考えていきます。

Q. 秘密は守ってもらえますか?

もちろんです。東京総合興信所は、秘密厳守を徹底しています。
ご相談内容や調査内容が、ご本人や第三者に不必要に伝わることがないよう配慮しながら、慎重に対応いたします。

費用の目安と料金システム

「些細なことで疎遠になってしまった大切な人」を探す調査は、
手がかりの量や疎遠になってからの期間によって、必要な工程が変わります。
ここでは、一般的な費用イメージをご紹介します。

データ調査のみの場合

80,000円〜(税込)
氏名(漢字フルネーム)やおおよその年齢、昔の住所・勤務先などから、データ上での所在確認のみを行うプランです。
まずは現在の生活圏の見込みを知りたい方、費用をおさえて小さく始めたい方に向いています。

着手金

10万円〜15万円

手がかりの量や疎遠になってからの年数、調査範囲(地域)などに応じて決定します。
ご予算をうかがいながら、無理のない計画になるよう調整いたします。

成功報酬

内容に応じて(個別見積り)

所在確認ができた場合や、ご希望の形で連絡がついた場合など、
事前に取り決めた条件を満たしたときにお願いする費用です。

再会サポート

別途(内容に応じて)

手紙の文面のご相談、再会場所のご提案、当日の流れに関するアドバイス、同行・近くでの待機など、
ご希望や状況に合わせて柔軟にサポートいたします。

モデルケース:疎遠になった親友の所在確認+再会サポート

  • 手がかり:氏名・年齢・当時の住所・勤務先・共通の友人・よく行っていた場所 など
  • 進め方:ヒアリング→データ調査→候補の絞り込み→現地での静かな確認→手紙の文面相談→再会の場づくり
  • 費用感:着手金10〜15万円+成功報酬(内容に応じて)
  • 再会サポート:必要に応じて別途(文面作成の助言・当日の流れの相談・同行など)

お支払いとご注意

  • 着手金はご契約時に、成功報酬は発見・所在確認や連絡成立後にお願いしています。
  • 費用はご依頼内容・難易度・期間によって変動します。事前にお見積りをお出しし、内容にご納得いただいてからご契約となります。
  • 相手のご事情により再会に至らない場合でも、所在確認や連絡の成立ができた時点で成功とさせていただくことがあります。
  • ご不明な点や不安な点は、無料相談の際に遠慮なくおたずねください。秘密厳守・全国対応・24時間受付でお話をうかがいます。
人探しのご相談は必ず相談サポートをご利用ください(無料電話相談 0120-188-681)
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まずはお気持ちをお聞かせください

些細なきっかけで疎遠になってしまった大切な人を、今もふとした瞬間に思い出されるのであれば、
その気持ちは決して小さなものではありません。

東京総合興信所 人探し専門チームは、全国対応・24時間受付・秘密厳守で、
「もう一度きちんと話がしたい」「謝りたいことがある」といったお気持ちに寄り添いながら、
相手の気持ちに配慮した人探しを行っています。

「ここまで話してもいいのだろうか」と迷われることも、そのままお話しください。
小さな手がかりを一緒に整え、無理のない計画を考えていきましょう。