一人暮らしの弟・妹と連絡が取れない ― 家族による人探し・所在確認と再会サポート事例
「最近、弟から連絡がない」「妹のLINEがずっと未読のまま」――。
実家を出て一人暮らしをしている弟さん・妹さんと、急に連絡が取れなくなると、兄・姉としての不安や心配はとても大きくなります。
今回は、一人暮らしをしている弟さんと数か月にわたり連絡が取れなくなってしまい、不安を抱えたお姉さまからのご相談をもとにした事例をご紹介します。
東京総合興信所 人探し専門チームは、小さな手がかりと相手の気持ちへの配慮を大切にしながら、所在確認と再会までをお手伝いしました。

ご相談の背景とお気持ち
ご依頼者は、地方にお住まいの40代女性でした。
数年前にご両親と同居している実家を出て、首都圏で一人暮らしをしている30代前半の弟さんがいました。
ご両親とは少し距離を感じている様子でしたが、お姉さまとは学生時代から「何でも話せる関係」だったそうです。
社会人になってからも、
「仕事どう?」「最近どうしてる?」といったやりとりを、月に一度くらいのペースでLINEで続けていました。
仕事の愚痴やちょっとした悩みも、お姉さまには打ち明けていたといいます。
ところがあるとき、弟さんの職場で部署の異動があり、
「少し忙しくなるかも」とメッセージが届いたのを最後に、ぱったりと返信が来なくなってしまいました。
既読もつかないまま、スタンプだけ送っても反応がありません。
最初のうちは、
「仕事でバタバタしているのだろう」
「落ち着いたらまた連絡してくれるはず」
と、あまり深く考えないようにしていたそうです。
しかし、弟さんの誕生日に送ったメッセージにも既読がつかず、
共通の友人にそれとなく聞いてみても、「最近会っていない」「元気にしているはずだけど」とはっきりしない状態。
次第に、お姉さまの中で不安が膨らんでいきました。
ご両親にも相談しましたが、
「大人なんだから放っておきなさい」
「そのうち連絡してくるよ」
と、あまり深刻には受け止めてもらえなかったとのこと。
それでも、「何かあったのではないか」という胸騒ぎが消えず、夜にスマホの画面ばかり見てしまう日が続きました。
そんなとき、「家族 連絡取れない 人探し」といった言葉でインターネット検索をしていて、
東京総合興信所 人探し専門サイトを見つけてくださり、思い切って無料相談フォームからご連絡をいただいたのが、今回のご縁でした。
むずかしかった点と私たちの配慮
① 連絡が途絶えてから時間が経っていた
ご相談をいただいた時点で、最後の返信からすでに数か月が経過していました。
その間に引っ越しや勤務先の変更があった可能性もあり、
「以前聞いていた住所や勤務先だけでは十分ではない」状況でした。
私たちは、過去の情報も手がかりにしながら、今につながる情報を一つずつ確認していく方針をとりました。
② 兄・姉という立場ならではの葛藤
お姉さまは、
「親に心配をかけたくない気持ち」と「でも何もしないのはもっと怖い」という気持ちの間で揺れておられました。
ご両親には強く言えず、一人で不安を抱え込んでしまっている状態でした。
私たちは、「まずは姉としてできる範囲から」という段階的な進め方をご提案しました。
③ 弟さんのプライバシーと、安全確認のバランス
弟さんはすでに成人しており、一人の社会人としての生活があります。
一方で、音信不通の状態が続いていることから、健康や安全面の心配もありました。
私たちは、「生活全てを細かく調べる」のではなく、「所在と無事の確認を優先する」というバランスを重視しました。
④ 家族の中で温度差がある状況での進め方
お姉さまは強い不安を抱えていましたが、ご両親は「そのうち連絡が来る」と考えていました。
家族の中で気持ちの温度差があるなかで、誰も責めずに前に進める方法をとる必要がありました。
そのため、まずはお姉さまからのご依頼として、静かな所在確認から始める形で進めることになりました。
所在確認と再会までの具体的な進め方
1. お気持ちと状況のヒアリング
まずはオンライン面談で、これまでの経緯をゆっくりとうかがいました。
・最後にやり取りしたLINEの内容
・既読がつかなくなった時期
・仕事や健康面で気になっていた点
・ご家族との関係性 などを、一つひとつ思い出していただき、簡単なメモに整理しました。
お姉さまの不安や後悔の気持ちも、そのまま言葉にしていただきました。
2. 手がかりの整理(住所・勤務先・生活の様子)
続いて、名前(漢字フルネーム)・生年月日・最後に聞いていた住所・勤務先など、弟さんに関する基本情報を整理しました。
学生時代の友人やアルバイト先の情報、よく行っていたお店の話なども、あとから手がかりになる可能性があるため大切に記録しました。
3. データ調査による所在候補の絞り込み
いただいた情報をもとに、データ上での所在確認調査を行いました。
引っ越しの有無や勤務先の変化をチェックし、現在居住しているとみられる地域や建物をいくつかの候補に絞り込みました。
この段階で、「生活の気配があるかどうか」の方向性もあわせて確認しました。
4. 現地での静かな確認
候補が絞り込めた段階で、人探しに慣れた専任スタッフが現地での確認に向かいました。
周囲に不安を与えないよう、日常の中に溶け込む形で建物の出入りやポストの様子などを静かに確認します。
必要以上の聞き込みは避け、弟さんのプライバシーや生活を乱さないことを第一に進めました。
5. お姉さまと連絡方法を相談(直接会うか、手紙にするか)
ある程度の所在が確認できた段階で、どういう形で連絡を取るかをお姉さまと話し合いました。
いきなり会いに行くことも選択肢の一つでしたが、
今回は、まずお姉さまからの手紙を届ける方法を選びました。
手紙の文面には、
「心配しているけれど、責めるつもりはないこと」
「返事はできるタイミングでかまわないこと」
「しばらく距離を置きたいなら、その気持ちも尊重すること」
を、やさしい言葉でまとめていきました。
6. 手紙の受け渡しと、その後のサポート
スタッフが現地の様子を確認したうえで、確実に弟さんの手元に届く形で手紙を受け渡しました。
その後は、弟さんのペースを尊重するため、一定期間は新たな働きかけを行わずに見守ることにしました。
その間も、お姉さまには経過をお伝えしながら、不安な気持ちを一人で抱え込まないように、電話やメールでフォローを続けました。
再会の場面(そのときの空気)
手紙を渡してからしばらくして、お姉さまのスマホに、久しぶりに弟さんからの通知が届きました。
「久しぶり。心配かけてごめん。いろいろあって連絡しづらくなっていた。今はなんとかやっているよ。落ち着いたら一度会えたらと思っています。」
そんなメッセージでした。
再会の場所は、弟さんの自宅からも行きやすい駅前のカフェに決まりました。
当日は、お姉さまだけで向かうか、ご両親も一緒に行くか迷いましたが、
「まずは二人でゆっくり話したほうがいいかもしれない」との判断で、姉弟二人だけで会うことになりました。
待ち合わせの時間よりもだいぶ早く着いたお姉さまは、これまでのメッセージやメモを見返しながら、深呼吸を繰り返していました。
「責めるような言い方はしないこと」
「まずは無事でいてくれたことへの感謝を伝えること」
その二つを心の中で何度も繰り返したそうです。
カフェのドアが開き、少し疲れた表情の弟さんが入ってきました。
お互いに、どこか照れくさいような、気まずいような雰囲気が流れましたが、
お姉さまの最初の一言は、
「生きててくれてよかった。会いに来てくれてありがとう」でした。
弟さんは、仕事のプレッシャーや人間関係の悩みで気持ちがいっぱいになり、
「家族に心配をかけたくない」「情けない姿を見せたくない」という気持ちから、連絡を絶ってしまったことを打ち明けてくれました。
お姉さまは、
「どんな状態でも、話してくれたらよかったのに」
「怒っているわけじゃない。ただ心配だっただけ」
と、静かに伝えました。
ぎこちない時間もありましたが、少しずつ、姉弟らしい会話が戻っていく様子が見られました。
その後の関係と心の変化
再会のあと、弟さんからの連絡は以前ほど頻繁ではないものの、
「今日はこんなことがあった」「今はこういう仕事をしている」といったメッセージが、月に数回届くようになりました。
お姉さまも、頑張りすぎないように気をつけながら、「いつでも味方だよ」という気持ちを少しずつ伝えています。
お姉さまは、こう話してくださいました。
「正直なところ、今でも不安になる夜はあります。
でも、あのまま何もしなかったら、今もずっと『どうしているんだろう』と考え続けていたと思います。
状況が分かり、本人の口から話を聞けただけで、心の重さが全く違います。」
私たちは、人探しや所在確認を通じて、必ずしも『昔と同じ関係』に戻すことだけをゴールとはしていません。
姉弟・兄妹それぞれが、無理のない距離感を見つけ直すきっかけになることも大切だと考えています。
それでも、「一人暮らしの弟・妹は今どうしているのだろう」と思い続けているのであれば、
できる範囲から一歩踏み出してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。
ご依頼者の声
「『お姉ちゃん、ありがとう』と言われたとき、涙が止まりませんでした」
弟と連絡が取れなくなってから、スマホを見るのが怖くなっていました。
何度もメッセージを書いては消し、既読がつかない画面を開いては閉じる、ということを繰り返していました。
両親には心配をかけたくなくて、なかなか本当の不安を話せませんでした。
東京総合興信所さんに相談したとき、「心配しすぎではありません」と言ってもらえたことが、本当に救いでした。
調査の途中も、何をしているのか丁寧に説明してくださり、
「ここまで分かりました」「次はこう進めましょう」と一緒に考えてくださったことで、少しずつ気持ちが落ち着いていきました。
再会の日、弟から「お姉ちゃん、ありがとう」と言われたとき、うれしさと安心で涙が止まりませんでした。
まだ完璧に元通りというわけではありませんが、
「何かあったら頼れる姉でいたい」と、今は前向きな気持ちでいられます。
思い切って相談して、本当によかったです。
同じ状況で悩む方へ(準備のコツ)
- 「心配しすぎ」と自分を責めない: 兄・姉として心配するのは自然なことです。まずは、その気持ちを否定しないであげてください。
- 思い出せる情報をメモに: 最後に連絡を取った日や内容、住所や勤務先、よく行っていた場所など、頭の中にある情報を紙に書き出しておきましょう。
- 一人で動き回りすぎない: 焦って現地に行き、無理な聞き込みをしてしまうと、かえって本人との関係がこじれてしまうこともあります。第三者の力を借りることも一つの方法です。
- 「所在確認まで」という選択肢も考える: 必ず再会を目指すのではなく、「どこで、どのような様子で暮らしているか」を確認するだけ、という進め方もあります。
- 早めに相談することで、選べる方法が増える: 時間が経つほど情報は薄くなります。「少し気になる段階」で相談していただくことで、費用や期間の負担を抑えやすくなります。
よくある質問
Q. 兄・姉だけの相談でも依頼できますか?
はい、ご相談いただけます。
ご両親にはまだ詳しく話していない場合でも、まずは兄・姉としてできる範囲の進め方を一緒に考えていきます。
途中からご家族全員でご相談いただく形に切り替えることも可能です。
Q. 連絡が取れなくなってからかなり時間が経っています。それでも大丈夫でしょうか?
期間が長くなるほど確認には時間がかかることがありますが、
今ある手がかりを整理し、どこまで確認できるかを丁寧に検討します。
まずは現在の状況をお聞かせください。
Q. 本人が「会いたくない」と言った場合はどうなりますか?
ご本人のご意思を最優先にし、無理に再会を進めることはありません。
その場合は、所在確認までとし、「どの地域で生活しているのか」といった情報を、
ご家族の気持ちの整理につながる範囲でお伝えする形をとることが多いです。
Q. 費用がどれくらいかかるか心配です。
手がかりの量や調査の範囲、難易度によって費用は変わります。
当所では、事前に想定される調査内容・期間・費用の目安を分かりやすくご説明し、ご納得いただいてからご契約となります。
まずは無料相談で、無理のない計画をご一緒に考えましょう。
費用の目安と料金システム
東京総合興信所の人探し・所在確認は、「まずは無理のない範囲で現状を知りたい」というご家族・ごきょうだいのために、
データ調査のみのプランと、着手金+成功報酬のプランをご用意しています。
一人暮らしの弟さん・妹さんの人探しでも、状況に合わせて柔軟にご提案いたします。
データ調査のみの場合
ご家族がお持ちの氏名(漢字フルネーム)や生年月日、直近で分かっている住所・勤務先などから、データ上での所在確認のみを行うプランです。
「遠方なので、まずは大まかな生活の場所だけ知りたい」という方に向いています。
調査費用の目安:80,000円〜(税込)
※対象となる方の情報量や難易度などにより変動します。詳しくはご相談ください。
着手金
10万円〜15万円
手がかりの量や調査の難易度、確認したい範囲(地域)などに応じて決定します。
ご家族・ごきょうだいのご負担をできるだけおさえられるよう、無理のない金額設定を心がけています。
成功報酬
内容に応じて(個別見積り)
発見・所在確認ができた場合にお願いする費用です。
難易度・調査期間・対象となる方の人数などにより、個別にお見積りいたします。
再会サポート
別途(内容に応じて)
手紙の文面のご相談、再会場所や時間帯のご提案、必要に応じた当日のフォローなど、
再会ができるだけ穏やかに進むようにするためのサポートです。
モデルケース①:一人暮らしの弟さんの所在確認+再会サポート
- 手がかり:氏名・生年月日・直近の住所・勤務先・LINEや電話の記録など
- 進め方:ヒアリング→手がかり整理→データ調査→現地確認→手紙の文面相談→再会サポート
- 費用感:着手金10〜15万円+成功報酬(内容に応じて・個別見積り)
- 再会サポート:必要に応じて別途(文面作成の助言・当日の流れの相談 など)
モデルケース②:遠方で暮らす妹さんの所在確認のみ
- 手がかり:氏名・おおよその年齢・最後に分かっている住所や勤務先・交友関係 など
- 進め方:ヒアリング→データ調査中心での所在確認→結果報告(再会はご家族判断)
- 費用感:データ調査80,000円〜+内容に応じた成功報酬(個別見積り)
- 再会サポート:ご希望があれば別途ご相談
お支払いとご注意
- 着手金はご契約時に、成功報酬は発見・所在確認後にお願いしております。
- ご契約前に、想定される調査内容・期間・費用の目安をご説明し、ご納得いただいたうえでのみ調査を開始します。
- 相手のご事情により再会に至らない場合でも、所在確認ができた時点で成功とさせていただくことがあります。
- 費用はご依頼内容や状況に応じて変動しますので、まずは無料相談でお気持ちと状況をお聞かせください。
まずは今のお気持ちをお聞かせください
一人暮らしをしている弟さん・妹さんと連絡が取れなくなると、
兄・姉としての不安や心配は、とても言葉にしきれないものがあります。
「この程度で相談していいのだろうか」と迷うお気持ちも、そのままお話しください。
東京総合興信所 人探し専門チームは、全国対応・24時間受付・秘密厳守で、
ご家族・ごきょうだいの不安に寄り添いながら、無理のない計画をご提案します。
人探しは、情報だけでなく、想いから始まります。

